◆ 探索4日目の日記

幾つかコミュニティを見て回ってみたです。
自分で作るのは、ネタがないからやめとくってナカノヒトが言ってたです。
さんほらなコミュとか作るにはまだまだらいとゆーざーだって言ってたです。
えと、とりあえず「レンタル宣言」と「かえる気分」に入ってみたです。
レンタル宣言は人みつしりなのです…全員見て回るのはマリィには難しいです…こ、根性無しじゃないです！
かえるはらぶりーだと思うのです、つぶらな瞳がぷりちーなのです。

お友達をお気に入りに詰め込んだと思ったら、抜けてる子がいるみたいです。
マリィはちょっぴりだけうっかりさんです、時々そうやって何かを忘れることがあるです。
…時々です。
いつもはもっとうっかりさんなのです。
『…それはさらに駄目なんじゃ』
…あれ？き、気のせいなのです。

いろいろ覚えなきゃいけないことや、鍛えなきゃいけないことがあるです。
何を優先していけばいいか迷ってしまうです。
何か開発系のもとっておくのがいいか悩んでるです、でもちょっと溜め込まないと「開花」できないのでつい目先の修行に走ってしまうです。
脊髄反射で生きてるから仕方が無いです。
それでも多分なんとかなるです、人生はお気楽極楽に送るとシアワセになれるらしいです。
やっぱり不幸なのよりはシアワセな方がいいと思うです。

あ、それからお料理もしてみたです。
マリィだってやろうと思えば料理くらいチョチョイノチョイなのです。
『…激しく謎の物体が出来上がっているようだが』
き、気のせいなのです、食べ物の範疇に収まっているから成功なのです…一応多分きっと。
マリィが本気を出したらこんなものじゃ済まないのです。

冒険に戻るです。
小鷹にお仕置きしようとしたら逆に畳まれたです、生意気さんなのです…。
ナメられたままじゃいけないと思うです、いつかがっちりシメるのです、激しくりべんじなのです。
で、でも今はまだちょっと…ちょっとだけ勘弁してやるのです。
まだまだ準備期間中、なのです。
ほ、本気を出すのはまだ早いです！
【うんうん、「いつか」はいつかずーっと先なんだよな、うん。】
主、人ごとみたいに言うのはどうかと思うです。
そもそも主がそんなだからマリィもこんななのです、ちゃんと責任とるです。
【OK、責任とって試練を山積みにしておこう。まずはこれを】
…主、決済書類の山と試練は別物だと思うです。
大して仕事も無いのにそんなに書類を溜め込めるのはある種の才能だと思うです。
【人を暇人みたいに言うな！】
……主、残念ながら主はヒトじゃないと思うです。
こんな主でマリィは日々、苦労が絶えないです。
でも！マリィは「びんわんえーじぇんと」だからくじけずに毎日がんばってるです。
もっともっと「びんわん」になっていつか主もみつしり鍛え直すです。
そのときはまず、ちらちら見えてる　∈∋　←こんなのを引っこ抜くです。
たぶんきっと、あれが全ての元凶だと思うです、マリィの「おんなのかん」がぎゅんぎゅん言ってるです。

そういえば小鷹と戦っているとき、「萌えろー」って言ったら「あの」歩行雑草が出て来たです。
何が起こるかどきどきしていただけにちょっぴりショック激しかったです。
『ちょっとなのか激しいのかどちらかにした方が』
細かいコト言うなです、そんなだから小姑みたいって言われるです。
『…言われた記憶は無いが』
マリィが言うです。
小姑小姑小姑って連呼するです。
足りなければ毎晩枕元で夜明けまで囁くです。
『…丁重に辞退申し上げるよ』
それは幸いです、夜通し囁くのはとっても疲れそうだし途中で眠ってしまいそうです。
添い寝は勘弁するのです。
『あれはそういう技なんだよ』
むむ、あの「萌えろー」ですか、話を戻すですか。
知らなかったです、世の中は狭かったり広かったり奇妙な形をしてると思うです。
しかも歩行雑草、あんなにまっちょめーんな外見なのにひ弱だったです…きっとちゃんと光合成してないもやしっ漢だったです。
『下半身がどうなってるのかが気になるな…』
…それはきっと気にしちゃいけないところだと思うです。
植物というくらいだからきっと根っこです、そうなのです。

怪我をしたからちょっと休むです。
休んでいる間ぶっちゃけヒマなのでちょっとしりとりでもしてみるのです。
「まりぃ」から始めて「まりぃ」を目指すです、まりぃ☆しりとりです。

まりぃ→いかなっとう→うさんくさいひげのおとこ→こんぼ→ぼんぼり→りんご→ごろーちゃん

…わんもあちゃんす！

りんご→ごんざれす→すずめのなみだ→だむ→むーんらいと→とまっく→くろにくる→るいせきあかじ→じまんぐ→ぐいんさーが→がりあん

……わ、わんもあちゃーんす！

ぐいんさーが→がとーしょこら→らいんぎわのまじゅつし→しまうま→まりぃ！

やったです、まりぃから始めてまりぃに到達したです。
今日はきっといいことあるです。

『しりとりには相応しく無い言葉が随分多いようだが』
気のせいです。
まりぃ☆しりとりはマリィがるーるぶっくです、マリィがOKだと思えば大丈夫なのです。
『それは置いておくとしても…2回ほどやり直してないか？』
それも気のせいです、結果おーらいです。
最後まで辿り着けばそれが正義なのです。
『いや、気のせいじゃなくて…というか、正義って』
細かい事を気にするのは男らしくないです、細かい事はキニシナイです。
『ついでに、それはぴこまｒ…』
細　か　い　事　は　キ　ニ　シ　ナ　イ　で　す　。
全く、ほんとに細かいことばかり気にするコンチクショウです。
そんなだから出世できないです。
『…僕は現場主義なんだ』
負け惜しみー負け惜しみー、停車時間は1分です、次は「まだまだ隠居するような年じゃない」の巻、です。
『各駅停車か！』
…あの、ツッコむところはそこなのです…？

気を取り直して、探索を続けるです。
向こうの方に魔法陣があるとピピピと来たので近寄ってみるです。
魔法陣を踏むと、次に外から遺跡に戻る時にその魔法陣からスタートできるらしいです、しょーとかっとできて便利です。
ちょっと届かないからここで止まるです。
ここまで近づいておけば明日には隙を見てバシシと踏めると思うです。
わーぷ酔いは苦手だけど魔法陣って便利でいいと思うです。
でもあんまり普及すると足腰が鍛えあげられなくて人類が衰退してしまうです、大いなる罠なのです。
何でもそうだけど使い過ぎには注意なのです。

魔法陣に向かってぽてぽてと歩いていたら、何かが出て来たです。
地面を歩いてるからあの生意気さんな小鷹ではないと思うです。
とにかく今度はもっと素直な子がいいと思うです。
べ、別に怖いわけじゃないのです！
小鷹なんか怖くないのです、でも今は勘弁してやるのです。
今度の相手はどんな子です？
…あ、あの怪しい緑色は…！
ど　う　見　て　も　歩　行　雑　草　で　す　。
ここは「昨日は出て来てくれてありがとう」と微笑みながら詰め寄るべきです？
それとも悪の女王様っぽく鞭をぴしぱし鳴らしながら「こーのろくでなしめー！」と詰め寄るべきです？
…どちらにしても詰め寄ることになるみたいです、世の中って世知辛いです。
折角だからもう一匹、歩行雑草を呼んで緑色のまっちょがくんずほぐれつ戦うところを観察するべきです…？
『その表現はどうかと』
…マリィもちょっとそう思ったです。
それにしてもあの頭を食べようと最初に思った人は勇者だと思うです。
『文字通りの意味では無い方の「勇者」だね』
珍しく意見が合ったです、そうそう、「ある意味」の方の勇者だと思うです。